病理検査 ~             胃がん

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病理検査

胃がん病理検査についてです。

悪性と良性の判断に関しては病理検査が今の医学の最終診断です。

現代医学の最終診断・・・と書かれるとそれは厳密に判断されておりすごく崇高な学問のような気がしませんか?

自分も学生の時はそんなイメージが病理検査に関してはありました。

ところが実際のところはかなり違います。

組織の一部分を胃から実際に取ってきて(これは胃カメラの時にカメラの内部の細い管からカンシと呼ばれるマジックハンドのようなものを操ります)ホルマリンで固定して(かためて)その後ものすごく薄く切ってプレパラート(顕微鏡でみる長方形のガラス板)にのせてトレーニングを積んだ専門家がこれをみて良性、悪性と判断するわけです。

問題はこの判断なのですが・・・

基準はありますが・・・同じものを専門家がみても全部同じにならないということが時折あります。

特に小さな「胃がん」になりかかっているようなものでは完全に胃がんと判断する場合とまだ胃がんではないと判断する場合がひと、場合、部位によって違うことが多々経験されます。

この範囲はやむをえないことが多いと実際に医療をしている医師は感じることが多いと思います。

大変困るのは胃潰瘍のような形をしていて、胃がんとの区別が一番重要なのですが・・・

病理で良性(良性なら胃潰瘍です)か 悪性(悪性なら胃がんです)を判断する場合に一部分とったところがたまたま良性のことがあります。

これはおもちに例えて自分は説明することが多いのですが、おもちにカビがつくことがあります。

腐りかかりですね・・・

腐ってしまうことを胃の場合ではがんになっているとしましょう。

カビがつく場合に一度に全体につくでしょうか?

おそらく一部分に、もしくは小さなカビがバラバラについてそのカビが少しづつ大きくなっていくのが一般的なパターンと思います。

胃がん似ていると思います。

一部分にがんが突然変異として起こって少しづつ大きくなっていくのだと思います。

言いたいことは医師が形やその他の情報から胃がんを疑って検査しても胃がんでないと病理検査で判断されることがあり得るということです。

その場合に心配させたくないのでとても優秀な医師ほど患者さんに配慮して、「良性でした。」と言って念のため確認するようにしている場合があります。

重要なことはこの時期には胃がんとしての症状はまずありません。

すると患者さんによっては再検査を言われたのに「面倒くさい」や「検査代が高い」ということで検査を受けに来ない場合がありますが・・・

これは胃がんを早期に発見するに非常に損なことです。

本当に胃がんであれば症状がいつかは必ず出ますが・・・

そのような状態になった場合は完治する可能性はかなり低くなっていると思います。

再検査を進められている場合ははっきり言われてもよい方は理由を医師に確認し、あまりはっきり言われると心がくじける方は黙って再検査を受けられた方が良いと思います。


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